7-4-1 クラスのメソッドを用途によって使い分けよう
クラスのメソッドには、その用途や目的によって複数の種類があります。
publicメソッド
まず、クラスのインスタンスから、ドットをつなげて呼び出すことのできるメソッドです。
これまで「7-3-2 クラスに色々な変数を定義して使ってみよう」などで確認してきたTaxCalculator
クラスのexecute
メソッドなどが該当します。
このexecute
メソッドは、TaxCalculator
クラスのインスタンス経由でどこからでも呼び出すことができるメソッドで、「外部に公開されている」といえます。
このようなメソッドのことをpublicメソッドと呼びます。
privateメソッド
publicメソッドとは逆に、インスタンス経由で呼ばれる必要がなく、クラス内部からのみ呼びたい処理をまとめるためのメソッドもあります。
このようなメソッドのことをprivateメソッドと呼びます。
クラスメソッド
publicメソッドは、クラスのインスタンス経由で自由に呼ぶことができるメソッドです。
一方、クラスのインスタンス経由でなく、定数を参照するようにクラスから直接呼び出すメソッドを定義することもできます。
このようなメソッドのことをクラスメソッドと呼びます。